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冠血管攣縮の発現に対する血小板機能やプロスタグランディンの関与については、当時から検討されていた。広木忠行先生は、不安定狭心症患者の血小板凝集能が運動負荷後に著しく上昇する現象に着目し、これをニフェジピンが臨床投与量(30mg/日)で著明に減少させることを初めて報告した。
なお、この現象は他のCa拮抗薬と比較してニフェジピンで顕著であった。ニフェジピンの抗狭心症作用の研究が、冠血管拡張作用を超えて冠循環の別の側面までに広がる嚆矢となった研究ともいえる。

不安定狭心症患者の運動負荷による血小板凝集能の亢進とニフェジピンによる抑制

不安定狭心症患者では、運動負荷により血小板凝集能が著明に亢進することが狭心症の発症に関与していると考えられているが、アダラート30mg/日を8週間以上投与することにより、血小板凝集能(ADP凝集、コラーゲン凝集)の亢進が抑制された。


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