疾患編 (テキスト解説)

16. 仮面高血圧に含まれる病態とその因子

仮面高血圧に含まれる病態とその因子

血圧は測定時の条件で変化することがあり、それぞれの条件で基準値も異なります。高血圧は診察室血圧と診察室外血圧によって、正常域血圧白衣高血圧仮面高血圧(持続性)高血圧に分けられます。

診察室血圧が高血圧、診察室外血圧が正常域血圧を示す状態を白衣高血圧としています。

逆に、診察室血圧が正常域血圧、診察室外血圧が高血圧である状態を仮面高血圧としています。その病態は多様であり、早朝高血圧や夜間高血圧などが挙げられます。早朝高血圧、昼間高血圧、夜間高血圧は仮面高血圧を構成する病態で、診察室外血圧が上昇している時間帯がそれぞれ異なります。

仮面高血圧の高リスク群としては

  • 降圧治療中の高血圧患者
  • 正常高値血圧者
  • 喫煙者
  • アルコール多飲者
  • 精神的ストレス(職場、家庭)が多い者
  • 身体活動度が高い者
  • 心拍数の多い者
  • 起立性血圧変動異常者(起立性高血圧、起立性低血圧)
  • 肥満・メタボリックシンドロームや糖尿病を有する患者
  • 臓器障害(特に左室肥大)や心血管疾患の合併例など

が挙げられ、これらの対象者には診察室血圧に関わらず、家庭血圧やABPMを積極的に測定することが重要です。

疾患編 テキスト解説一覧

  • 追加バナー1
  • 高血圧治療ガイドライン2014 改訂のポイント
  • 薬剤師の先生向け情報サイト
  • 冠攣縮性狭心症 ガイドライン(2013年改訂版)のポイント