森下 竜一 先生
大阪大学大学院
医学系研究科
臨床遺伝子治療学
教授
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従来のアダラート製剤には、強力な降圧力とスパズム抑制効果がある反面、しばしば頻脈に困らされることがあった。しかしアダラートCR錠では、そのような副作用が大きく改善され、より安心して使いやすくなっている。すなわち、CR錠は従来のアダラート製剤から優れた降圧効果という良い面のみを引き出したまったく別の薬剤といえよう。厳格な血圧コントロールは、今後の高血圧治療においても変わることなく、むしろ実践することが益々重要になってくるが、その点からもCR錠は、高血圧治療における「基本薬」としてなくてはならない薬剤であり、CR錠なくして高血圧治療は考えにくいと言っても過言ではないであろう。CR錠は、従来のアダラート製剤の実績を含めても既に「ロングセラー商品」であるが、高血圧治療において、これからもその存在意義は変わることがないと確信していている。
アダラートに古い薬剤というイメージがあるかもしれないが、これは誤解である。我々は最近、大動脈瘤の予防・治療においてニフェジピンの投与により有効性が認められたことを動物モデルで明らかにしている。CR錠にはこれからも新しいメカニズム・効能・効果が明らかにされる可能性がある。一言で言うならば「温故知新」、すなわち、古いように見えても新しい可能性を大いに感じさせる薬剤といえよう。
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